精神疾患を知ろう

多くの患者を支えるために

心療内科での看護師の役割りとは

心療内科の看護師の役割の一つは、患者さんのサポートです。心療内科では精神的な苦痛を抱えている患者さんが訪れることも珍しくありません。治療の為に医師は患者さんから苦しんでいること、悩んでいることを聞き出します。苦しみや悩みを抱えている患者さんが医師の質問に答えるときに感情的になることがあります。涙を流したり、少し大きな声を出してしまうケースもあるのです。また人によっては初対面の医師を警戒したり、本当のことを素直に話せなかったりします。そんなときには看護師が患者さんに寄り添って、落ち着いて話しが出来るようにサポートすることが大事です。優しく声を掛けてあげたり、ときには肩に手を添えて励ましたりします。看護師が側に居ることで落ち着きを取り戻し、スムーズに診療が進められるのです。医師の医療行為を手助けするのも、心療内科の看護師の役目です。注射や点滴などの医療行為をするときに準備をしたり、医師の指示に従って動いたりします。きちんと日頃から医療の専門知識を学び、医師の指示に従って動けるようにします。注射や点滴を拒否している患者さんには優しく接して、治療が必要な理由をきちんと説明しましょう。治療することで何が改善されるのか、治療を受けても怖いことはないことを伝えます。さらに診察のときには患者さんのカルテなども用意して、スムーズに診療が出来るようにすることも大切です。診療開始前にはその日の患者さんのカルテを用意して、患者さんが診察室に来たときにすぐに取り出せるようにします。